Sinful Blue

ルート225

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 4:13 am on 金曜日, 1月 30, 2009

ふとテレビを付けたら映画をやっていたので、なんとなく最後まで観てしまった。
原作:藤野千夜、主演:多部未華子 「ルート225」
とても良かった。あきらめと覚悟と成長がとにかく切ない。

なんというか、久々にいい「間」を持った映画を観たなあ。
こういうのが邦画の良さだと思うんだけど、どうだろう。
めまぐるしい展開だとか、やたら感情の起伏が激しい登場人物とか(そして良く叫ぶ)、一瞬で目を引く場面とか、そういうのもいいんだけどもたまにはこういう映画も観ておきたい。

そして過剰に説明しないのもいい。
何度も扉を開け閉めしてたり、帰ってきたら大泣きしてたり、不安が夢に出てじっとりと泣いてしまったり。

あとは親の立場として観ると、また違った切なさがあるんだよね。
話すたびに声のトーンが違うんだよね。すごくわかる。
何となく「死に際に、子が強く成長するためには、どんな言葉を授ければ良いのか」という命題を考えてしまう。
他にも色々なメタファを感じさせて、いろいろと考えてるとちょっと眠れなくなる予感。

味のある各登場人物についても色々と触れておきたいんだけども、とりあえずは多部未華子のキュートさはどうしたことですかね。
次期の朝の連ドラを見ないとダメですかね。
いろいろと困りました。

300 [スリーハンドレッド]

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 4:10 pm on 金曜日, 6月 29, 2007

300[スリーハンドレッド]を観てきました。

いや、圧巻。
男の子なら観ておくべきではないでしょうか。
流れる映像のどこを切り取っても、一枚の絵画として通用するのではないかと思わせるほどの、異常なまでの美しさ。
とにかく一瞬一瞬、全てが美しい。

軍隊vs軍隊ということで、映像がゴチャゴチャするんじゃないかなと思ってたんですが、それは全くの杞憂。
一人一人の活躍を丁寧に見せていて、その強さ(と割れた腹筋)に惚れ惚れします。
300人しかいないけど、とにかくコイツらが強い強い。
そして士気が異様に高い!「スパルタの戦士よ!」かけ声で魂が震える。

この映画で一番感心したのは、きちんと人間一人の全身が映る距離で描かれていること。
あまりにも俯瞰図だと前述のようにゴチャゴチャするだろうし、バストアップの映像だと激しさは伝わるけど何をしているのか分からない。
この映画では、どこでどう敵の攻撃を避けて、どう武器を繰り出して、どう敵を倒すかという流れを、じっくりと丁寧に見せてます。

敵の攻撃を避ける瞬間、映像がサッとスローモーションへ。
そしてすぐに元の速度で素早い動きを展開。
剣を繰り出す瞬間、またスローモーションへ。
敵に剣が突き刺さると元の速度へ。

この映像のスピード、緩急の付け方がとにかく爽快。
かわす、うつ、なぎ払う、そのスローモーションになる度にハッと息をのみ、元の速度に戻れば次の展開を待ちかまえて緊張する。
歩兵と歩兵のぶつかり合いを描いた映像の中では、過去最高のデキと言ってしまっても問題ないんじゃないかなと思う。

シンシティのときのも思ったけど、原作者のフランク・ミラーには独特の「美学」のようなものを感じる。
シンシティでは「うーん、分かるような分からないような」という感じを抱いたんだけど、300の方では分かりやすくて良かったと思う。

予告や宣伝の映像を観て「美しい」とか「かっこいい」と思った人なら、是非見に行くべき。
それらの映像で全く何とも思わないなら、たぶんつまらないと思うので避けるべし。

トゥモロー・ワールド

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 8:59 pm on 木曜日, 5月 31, 2007

西暦2027年、人類に子どもが誕生しなくなり、世界は荒れ果てていた。英国のエネルギー省官僚のセオはある武装集団に拉致されるが、リーダーは元妻のジュリアン。彼女は1万ポンドと引き換えに検問を通過できる通行証がほしいと言う。彼女の目的は、ひとりの移民の少女を新しい社会を作る活動をしている「ヒューマン・プロジェクト」に届けること。しかし、そのグループには実態がなく、なおかつ、その少女は重大な秘密を抱えていた。

Amazon商品説明より

”凄まじい”といった表現がピッタリだと思う。
圧倒的な映像の迫力。

18年間子供が全く生まれない世界。緩やかに死へと向かっていく世界は、貧困やテロなど絶望に包まれている。
その情景が肌にまとわりついてくるほどリアルだ。
あちこちの評判を見ていると、「説明不足だ」などの声も見受けられるが、自分としてはそこが逆に良かったのだと感じた。
映画で描かれているのは近未来だけど、本当は現代の絵そのものなのかもしれない。
いつもどこかで起きているテロや戦争。その一つ一つに説明や理由を付けている暇なんて、当事者にはきっと無い。
そんな張り詰めた緊迫感が、セリフや語りを駆使せずとも、映像からひしひしと伝わってくる。

ストーリーの起伏や、激しいアクション、分かりやすい勧善懲悪な物語を求める人には向かないかもしれない。
でも、ラストに待ち受ける10分近い長回しは、是非見て欲しいと思う。
混乱と恐怖の中で、人々が希望に触れるそれは、あまりにも神々しすぎて震えが止まらなかった。

ラストを迎え、映画で描かれていた”鍵”が、本当に世界を救うのか気になるところかもしれない。
でも、本当に重要なのは、それそのものではなくて、人々が”希望に触れた”ということなのだと思う。

スパイダーマン3

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 8:02 pm on 水曜日, 5月 2, 2007

大作モノはCMでどんどんネタバラシしちゃうんで、さっさと見に行きました。

初めてオンライン予約ってのをやってみたんだけど、これ便利だね。
席の場所まで決められるし。
まだこっちではあまり予約する人もいないのか、ガラガラでした。
当日は1時間近く前から長蛇の列で、次回からも予約は必須だなと思いました。

さて、内容。
1と2のデキが良かったせいか、ちょっとトーンダウンしたかなと。
前半で各キャラの心情を描くのはいいんだけど、ターゲットがすぐに切り替わるのと、場面転換がスムーズじゃないところがあるせいで、追いかけるのにちょっと体力使ってしまいました。
もう少しエピソードを削ぎ落として、コンパクトに見せても良かったんじゃないかなーと素人判断。

肝心のアクションも、暗いところでぐりんぐりん動くことが多かったので、爽快感がちょっと控えめになってしまい残念。
さすがに後半の見せ所は感嘆の連続だけど、群衆の配置を見て「あのエリアからは出ないんだなー」と余計なことを考えて、これもちょっとがっかり。

と色々言いつつも、やっぱりアクションは凄い。見ていて気持ちが良い。
動いているサンドマンやベノムを見たい人は、ぜひ見に行くべきでしょう。
あと、「忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ」が好きな人もお勧めです。
(知らない人は大きなお友達に聞いてみてね!)

ところで、「2」で下手な歌をうたってたストリートミュージシャン(?)がいましたが、あの歌ってなんかのテーマソングでしたっけ?
今回、式典のシーンで盛大に吹き出してしまいました。

M:i:III ミッションインポッシブル3

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 5:13 pm on 火曜日, 7月 11, 2006

観てきましたよ、と。
公式サイトはたぶんここらへん。
http://www.mi-3.jp/top.html

ひたすらトム・クルーズの格好良さを写しているだけだった前作と比べ、今回はテキパキとしたアクションや小気味よい連携が見所になってます。
前作は「マスクがあれば何でもありかよ!」とか「トム・クルーズ一人いればあと誰もいらないんじゃないの?」とか思ったものですが、今作はそういったトーンは抑えめでした。

任務を遂行するために出てくる小物(アイテム)の良さもさることながら、それをなぜそこで使うのか、どうしてそんな行動を取るのか、といった小さな疑問が次々とテンポ良く氷解していくので、最後まで飽きさせません。

ほかにも飽きさせない要因として挙げられるのは、シーンごとに絶妙な「タイムリミット」を設けているところでしょうね。
どんなときでも「早くやらなきゃ」「早く解決しなきゃ」と尻をたたいてくるので、ハラハラしっぱなしです。

個人的に一番良かったのは、特殊部隊らしい特殊部隊が見られたことでしょうか。
他の映画で「特殊部隊」と銘打つ人たちが出てきたときにすぐ不満に思ってしまうのが、「らしくない」ことなんですよね。

なんで現場で仲間割れしてんだよ、とか。
作戦を無視して窮地に陥ってるんじゃないよ、とか。
なんで敵地で気を抜いてるんだよ、とか。
何迷ってるんだよ、長考するなよ、とか。
そもそも任せられたアクションを失敗するなよ、とか。

そういう不満ないですかね?
本作に限ってはそういう不満がほとんど出ませんでした。爽快です。

久しぶりにべた褒めしてるような気がするんですが、トム・クルーズ万歳な映画であることには間違いないですし、見終わって数時間で内容を忘れてしまうジェットコースター型ムービーであることも確かです。
でもそこを許容できる方は観に行っても損はないと思いますよ。

強いて残念なところを挙げるなら、悪役がちょっと微妙だったかなーと。
結局、頭脳派でも肉体派でもないですよね。
こういうアクションものって、「強い悪役」が好きなもので。
あとは、伏線が丁寧すぎて、「それ」に気づいちゃったせいで緊迫感がひとつ薄れたことですかね。

なんにせよ、映画館で迫力の映像を観たいという方は、ぜひぜひ。

それにしてもトム・クルーズのアクションはかっこいいよな~。
銃の撃ち方が美しいと思うんですけどどうですかね。あと、あの走り方。すごい速そう。
なんでかバイオニックジェミーを思い出したんだけども。大違いだよなあ。

次ページへ »