Xbox360が二度目の故障となりましたので、福島へ送付しました。
一週間ほど手持ちぶさただったので、久しぶりにがっつりと読書に勤しむ毎日となりました。
読んだ本の抜粋。
探偵ガリレオ/東野圭吾
予知夢/東野圭吾
ドラマでやってた「ガリレオ」を見て、興味が湧いたので原作を購入。
予想とは裏腹に、非常にスタンダードなミステリ小説だと思いました。
「誰が」「どうやって」の解決に重点を置いた作りです。
ドラマで描かれた以上の展開はないので、ドラマを見たなら無理して読まなくてもいいのかもしれない。
容疑者Xの献身/東野圭吾
事前に「探偵ガリレオ」「予知夢」などの短編を読むかドラマで、主人公湯川の人となりを知ってから読んだ方がいいかもしれない。
背表紙に書いてあるストーリーはこんな感じ。
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に密かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うために完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。
石神の頭の良さに惚れ惚れしてしまう。
「これはすぐに足が付きます」「可能性がないと言い切れないなら、期待しない方向で動いた方がいい」
どういうふうにして完全犯罪を全うするのか、先の展開に緊張しっぱなしで、自分の読書スピードの遅さにイライラすることこの上なし。
ミステリという枠組みではどうなのかちょっと分からないけど、自分はそういう面は全く意識せずに読んでいたので、後半の展開には虚を突かれた思いでした。
帯にもある一文「これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった」
改めて(初めて)気付くその献身に、胸がぐいぐいと締め付けられ、何とも言えない読後感を味わいました。
読んだ後だから分かるんだけども、映画の記者会見で
「自分にはあそこまでの見返りを求めない愛は真似できない」
「誰かへの愛が、他の人にとってどうなのか、考えさせられる」
「(堤真一が)お前ちゃうやろ、って思われるかもしれませんが、自分なりに演じました」
というのが良く分かる。
特に思うのは、堤真一は違うよなあ。やっぱり。
冴えない男じゃないと駄目だよなあ。堤さんカッコイイよ…。
殺戮にいたる病/我孫子武丸
もう随分と前に読んだ本だけど、片付けてしまうので感想を。
なんというか、トリックに気付くか気付かないかで評価が二分されるような気がするなあ。
自分は全く気付かなかったんだよね。トリックに。
大体、冒頭でいきなり犯人の名前が出るんだから「これは何かあるぞ」と構えていたにも関わらず、分からなかった。
最後の最後で「えええええ!」ってなって、思わず読み返して「確かにそうだよな、すげえ」って思いましたよ。
トリックに気付いていても面白い作品か、と言われるとどうなんだろうなあ。
このトリックだけが全てのような気もする。
「おれは絶対に途中で気付いてやるぜ」っていう人は、是非読んでみて感想をお聞かせ下され。
ハサミ男/殊能将之
これも昔に読んだ本だけど、同様に片付けるので。
これは途中でメイントリックに気付きました。
序盤から可能性の一つとして考えていたのと、あからさまなヒントがあったので、「こういうことなんだろうなあ」と。
でも、それに気付いていても十分に楽しめる作品だったと思います。
ちなみにこれの映画は凄まじい作品らしいね。
原作と違うことをやろうとして、全てが裏目に出たという話だけど。
君のためなら千回でも/カーレド・ホッセイニ
君のためなら千回でも/カーレド・ホッセイニ
この作品群の流れで挙げるのは変な感じだけども。
ミステリではないです。
背表紙に書いてあるストーリーはこう。
「君のためなら千回でも!」召使いの息子ハッサンはわたしにこう叫び、落ちてゆく凧を追った。同じ乳母の乳を飲み、一緒に育ったハッサン。知恵と勇気にあふれ、頼りになる最良の友。しかし十二歳の冬の凧合戦の日、臆病者のわたしはハッサンを裏切り、友の人生を破壊した。取り返しの付かない仕打ちだった。だが二十六年を経て、一本の電話がわたしを償いの旅へと導く
アフガニスタンの生活や人間が壮麗に描かれている。
日本を舞台にした小説だと、どうしても不幸話に対して同情や共感を寄せるストーリーになりがちだけども、そういった単純なものとは別の「軸」を持っているように思う。
陳腐な言い方かもしれないけど、これはまさに「生き様」なんだろうな。
手紙/東野圭吾
前々から口にしていることなんだけども、「戦争反対!」とか「差別反対!」って軽々しく言えないと思うんだよね。
例えば、強盗殺人を犯した人が刑期を終えて隣の家へ引っ越してくる、とか、問題になっている宗教団体の人間が同じマンションにやってくる、とか、全く差別をしない目で接することができるかどうか自分には自信がない。
きっと「自分は大丈夫だけど、周りが…」なんていう安易なところへ逃げ込んでしまうんだろう。
昼間からこの本で涙し、夜は映画版みて涙し。
両方おすすめ。
火車/宮部みゆき
ああ、読む順番がいけなかった。
東野圭吾のあとに読んだのがいけなかった。
「このミス」のベストオブベストということで、妙な期待をしてしまったのもいけなかった。
作品の善し悪しじゃなくって、ハッキリと「自分には合わなかった」と分かる作品。
東野圭吾の淡々とした文章の後だと、時々感情的になる文章がどうにも馴染めなかった。
背表紙に「なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか」とあるけど、”そこまでの理由”というものにイマイチ共感できなかった。
再三、カード負債の怖さが語られているんだけども、登場人物が語るような「他の負債者とは違う、やむにやまれぬ事情があったのです」というふうには見えなかった。
そう見えない「ありきたりな理由でカード負債を抱える人」をわざと描いているんだろうから、そこはやっぱり「合わなかった」というしかないんだろうなあ。
あと、ヒントを得るキッカケが唐突すぎるのは、明確なマイナスだと思う。
偶発的な出来事や唐突な連想がなければ、事件解決のための進展はなかったのかなーと思うとちょっと納得が行かない。
1日1.5冊くらいのペースで読んだなあ。
高校の時の読書量には及ばないけど、久しぶりに色々と本が読めて良かった。
いつも技術書とかノンフィクションしか読まないしね。
ということで360が帰ってきたのでシャドウランしますね。
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