300 [スリーハンドレッド]
300[スリーハンドレッド]を観てきました。
いや、圧巻。
男の子なら観ておくべきではないでしょうか。
流れる映像のどこを切り取っても、一枚の絵画として通用するのではないかと思わせるほどの、異常なまでの美しさ。
とにかく一瞬一瞬、全てが美しい。
軍隊vs軍隊ということで、映像がゴチャゴチャするんじゃないかなと思ってたんですが、それは全くの杞憂。
一人一人の活躍を丁寧に見せていて、その強さ(と割れた腹筋)に惚れ惚れします。
300人しかいないけど、とにかくコイツらが強い強い。
そして士気が異様に高い!「スパルタの戦士よ!」かけ声で魂が震える。
この映画で一番感心したのは、きちんと人間一人の全身が映る距離で描かれていること。
あまりにも俯瞰図だと前述のようにゴチャゴチャするだろうし、バストアップの映像だと激しさは伝わるけど何をしているのか分からない。
この映画では、どこでどう敵の攻撃を避けて、どう武器を繰り出して、どう敵を倒すかという流れを、じっくりと丁寧に見せてます。
敵の攻撃を避ける瞬間、映像がサッとスローモーションへ。
そしてすぐに元の速度で素早い動きを展開。
剣を繰り出す瞬間、またスローモーションへ。
敵に剣が突き刺さると元の速度へ。
この映像のスピード、緩急の付け方がとにかく爽快。
かわす、うつ、なぎ払う、そのスローモーションになる度にハッと息をのみ、元の速度に戻れば次の展開を待ちかまえて緊張する。
歩兵と歩兵のぶつかり合いを描いた映像の中では、過去最高のデキと言ってしまっても問題ないんじゃないかなと思う。
シンシティのときのも思ったけど、原作者のフランク・ミラーには独特の「美学」のようなものを感じる。
シンシティでは「うーん、分かるような分からないような」という感じを抱いたんだけど、300の方では分かりやすくて良かったと思う。
予告や宣伝の映像を観て「美しい」とか「かっこいい」と思った人なら、是非見に行くべき。
それらの映像で全く何とも思わないなら、たぶんつまらないと思うので避けるべし。
