Sinful Blue

電車男

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 11:31 am on 水曜日, 6月 29, 2005

男達が後ろから撃たれるスレ 衛生兵を呼べ
これを読んだのはいつのことですかね。
電車男に限らず、他の方のエピソードにも涙したものです。

ネット上のやり取りがまとめサイトで読み物になり、そして書籍化し、映画へ。
今回はその映画を観てきましたよ。

実を言いますとね、微塵も期待してませんでした。
「まあ、観たっていうだけでネタになるだろ」と思って観に行ったんです。
そしたら意外に面白くまとまっていてびっくり。心外。

元々のやり取りの面白さってのは、見ず知らずの人たちの交流や、掛け合い、当人が感知しないところでの勝手な盛り上がり。そこにあるんだよね。
それを映像化なんてできるの? そう思ってました。

ところが、非常に良くまとまっていましたね。
エピソードの繋げ方も上手いし、何よりも「書き込み」の雰囲気の出し方がとても良くできてる。
文字だけで出すのか、文字と読み上げる声を同時に出すのか、声だけで出すのか、一つ一つの書き込みに対し何度も試行錯誤したそうです。
(*゚∀゚)=3 ムッハー なんて文字が躍る映像なんて、前代未聞です。

書き込みの雰囲気の次に心配だったのは、元のお話でいわゆる「名場面」とされるシーンの描き方かな。
最近の良くあるドラマみたいに「ここで泣け」ってやたらと盛り上げる演出は、ハッキリ言ってあまり好みじゃないんですよね。
そんなくどい見せ方になってたらどうしようとか思っていたのですが、これも杞憂に終わりました。
元の話を知っていると、「もう少し強調しろよ」と思ってしまう人もいるでしょうけど、自分はあれくらいが丁度いいと思いました。
元の話を知らないで観ていたら、きっと印象に残る場面になっているでしょうね。そんな上手い見せ方です。

主人公の電車男を演じる山田孝之も良かったですね。
目の合わせ方、しゃべり方、感情の出し方、どれも感心しました。
特に「脱秋葉系」を計って格好いい服装になるのですが、「着こなせていない」って雰囲気をキッチリ出せているのには驚きました。あれって難しいと思うんすよね。

対するエルメス役の中谷美紀の方は、あまり大きな表情やセリフが無いので、ちょっと地味な印象でしたかね。
でも、中盤以降の微妙な表情の出し方は「やっぱ流石だわー」とため息が出ました。
あのパンフレットを読むシーンなんか最高だと思うんだけど、どうよ。

最近、涙腺が弱いんですかね。
後半の雨のシーンあたりから、涙がぼろぼろ止まりませんでした。
「おいおい、なんで雨降るんだよ」と冷静に演出をツッコミながらも、涙が止まらない。

なんて言うのかな。最近の恋愛ものって、やたら綺麗なものが多くないですか?
すれ違いや感情のぶつかり合いは描けていても、なんだか綺麗というか格好良いというか…。
でも、この電車男の振る舞いは、一つも格好良くないんですよね。
恋愛に必死。必死すぎて格好悪い。

でも恋愛なんて元々格好悪いもんじゃないの?
拒絶されるのが怖いとか、自分の想いを上手く伝えられるかどうかわからないとか、たった一つの間違いが全てをダメにするんじゃないかとか。
そういう初々しさというか青さというか、そういった部分に共感してしまったのか、ほんとラストでは「良かったね~」とうれし涙でした。

こういうお話って、男側の思いはきっちり描かれてるけど、女側の気持ちって適当な描かれ方が多いですよね。
告白したら何だか良く分からないけど「私も好きだったの!!」みたいにOKもらう少年誌漫画的展開。
でもそこもちゃんと対策されていたのは良かったかな。
ほんのちょっとの表情と独白とで描かれていただけですけど、自分には充分でした。

なんだかべた褒めなんだけど、一つ残念だったのは、戦場のシーンかなあ。
元の話とか事情が分からないと、何なのかさっぱりわからないシーンだと思うんだけど、どうですかね。
プラトーンには笑ったけど。

ちなみに、エンドロール後にもちょっと話があるので見逃さないように。
元の話を知っていると、映画を観ている最中に「あれ?あのシーンはカットしたのかな?」と思う場面があるのですが、そこを上手く利用してました。
ああいう手法をあまり観たこと無かったので、新鮮で良かったですね。

そういえばこれってドラマ化するみたいですね。
全く見るつもりなかったのですが、ちょっとチェックしてみようと思います。

ファミレスボンバー

Filed under: 一般 — よしけん。 at 11:55 am on 月曜日, 6月 27, 2005

打ち合わせで、いつもとは違うファミレスに行ったんですが、客層がかなり末期的な様相で驚いてしまいました。

後ろに陣取っているスーツ姿のおっさん4人組は、やたら大きい声で会社の愚痴を捲し立ててました。
営業は何もわかってない。あの部長じゃ進まねえだろ。やってらんねえ。
うっせーよ。おれもやってらんねー。ハハハ

横にいる団体さんは、みんなヒゲ面かサングラス。なんであんなに怖そうな顔できるんですかね。
低く迫力のある声で「どう落とし前付けるんだ?」と身を乗り出して詰め寄っている方がいらっしゃいました。
「落とし前」なんて単語を使っている人に、人生で初めて出会ったかもしれません。

前に座っている四人組は、若者二人と年配二人という組み合わせ。
若者の方は「1+2はよん?」みたいなニート予備軍と言った感じのチリチリパーマ。
年配の方は「胡散臭い感じの50代夫婦役を募集します!」とオーディションかけたら満場一致で合格しそうなおっさんとおばさん。
どう見ても家族じゃないよね?
おっさんが持ってるフリップみたいなボードって、根っこの丸印がどんどん枝分かれしていくピラミッド型の絵が描いてあるんですよね。
その絵を見た瞬間に鼻水が出そうになりましたよ。わーい。孫会員がいたらマージンたっぷりだね!
「今、夢を追いかけなくてどうする!?」と静かに力強く説得するおっさん。
何度も携帯でどこかに電話をかけては、「あー忙しい忙しい。なんで忙しいかって、また明日も打ち合わせ」と勝ち組みたいなオーラを何とか頑張って出そうと必死になって間違った方向に進んでるおばさん。
そして真剣に聞いてる若者二人。

次はもっと別な場所で打ち合わせしようと思います。

CONTINUE Vol.22

Filed under: 一般 — よしけん。 at 12:11 pm on 火曜日, 6月 21, 2005

うおー、あざとい! あざとすぎる!
なんで眼鏡でライトセイバーなんだ!

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バットマン・ビギンズ

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 4:54 pm on 日曜日, 6月 19, 2005

観てきました。
とにかく爺かっこえー。
みんな爺を見に行け!

2時間以上あったんですが、全く退屈せずに観られました。
こういう「ヒーローもの」って、ヒーローになるまでの時間が退屈でイライラする時もあるんですけど、この映画に関しては、それは無かったですね。
主人公は何故こんな立場なんだろう、何を求めているのだろう、何に恐怖しているのだろう、そんな疑問を持っている内に、それが一つ一つ次々と氷解して進んでいきます。

その前半ですが、主人公が真っ直ぐと「悪」に向かって一直線なのが気持ちよく、その中で自分の中の矛盾や恐怖心といったものが丁寧に分解されていきます。
余分な表現が削ぎ落とされているので、ダレるような所は無かったと思います。
主人公が教わる言葉の一つ一つに力が籠もっていて、この後どう成長していくのだろうと楽しみになります。

中盤以降も余計な表現はまるで無く、飽きるような場面はありませんでしたね。
ワイヤーだとかマントだとか、一つ一つ使いこなす訓練をするシーンとか入ってたらどうしようかと思いましたが、見えないところで練習してくれたようです。(そんなシーンがあったならば、それはそれで面白いんでしょうけど)

主人公がバットマンと化するまでの過程は、スパイダーマンのそれと被る部分もあるのですが、こちらは「有り余る金を持つ大富豪」というのが面白いですね。
お金の使い方がとにかく楽しい。気持ちよくスパッと使っていく様に、思わずニヤニヤ笑ってしまいました。
つか、おれが金持ちになっても、ダサい使い方しかできませんよ。
良くある「豪邸訪問」みたいな番組観ると、趣味の悪い家とか部屋が出てきますよね。あんな感じにしかならない。
なんていうか、お金の使い方が分かってないと言うか、遊び方を分かってないと言うか。
だからこそ、この主人公のお金の使い方には憧れますね。

アクションはそう特筆するような所はありませんが、カーチェイスはストレス解消に一役買ってくれました。
戦車のような超スピードマシンが街を疾走し、車をなぎ倒し、屋根をジャンプしていくのは、笑ってしまうくらい爽快。
劇中人物と同じく「おれも欲しいよ」と言ってしまいそう。

そういえば、見終わるまで気が付かなかったんですけど、この映画の監督って「メメント」と同じ人なんですね。
ダークな感じの映像が非常に美しかったです。
特にラストあたりの展開は、撮り方によっては酷くチープになりそうな場面が色々とありましたが、見せ方や撮り方や演出が上手いんでしょうね、全くそんなことは気にせずに楽しめました。

一つ残念なのは、悪役と悪役のやることが、そう大したものに見えなかったことかな。
「止めないと大変だ!」みたいな気持ちをあんまり持てなかったです。
あとは主人公が今にもガン=カタを始めるのではないかと心配なところですかね。(それはない

まあ、それを差し引いても観て価値のある作品だと思います。
ジェットコースターと同じで「ああ、面白かった!」と満足して、翌日にはあまり内容を覚えてない、そんな肩に力の入らない良い作品です。
褒め言葉ですよ。

映画

Filed under: 感想いろいろ,映画 — よしけん。 at 2:26 pm on 水曜日, 6月 15, 2005

・バタフライエフェクト
・交渉人/電車男
・バットマン
・スターウォーズ
・宇宙戦争

今月はこれだけ観たいのですが、どうしたらいいですかね。
と思ったらバタフライは終わってるみたいでした。

来月は姑獲鳥の夏が公開される予定ですが、原作のテイストは生かせてないだろうなと半ば諦めています。

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